モフリの雑感

2024-05-09 10:50:00

狼と犬

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先日、双志郎と私の様子を見ていた方から「まるでコミュニケーションが取れているように見えますね」と言われました。

しばらくして、この方は動物と暮らしたことがないために、動物とコミュニケーションを取ったご経験がないのだと気づきました。

そこで、犬の祖先である狼の表情はクールだけれど、犬は長い間の人との暮らしの中で、人とコミュニケーションを取るために表情筋を発達させてきたと言われているお話をしました。(PNAS誌 ~犬の顔の筋肉の解剖学的構造の進化~より)

これは本当にすごいことです。

犬が人のパートナーとして長い歴史を紡いできた結果なのですから。

 

それはさておき。。

 

では、狼と人はコミュニケーションは取れないのでしょうか?

動物園などで狼を担当されている方々のお声を実際にお聞きしたことはありません。

それでも「取れるよ」とおっしゃると思うのです。

犬とのような形ではないとしても、やはりコミュニケーションは取れていると思います。

 

狼に限らず、生き物と会話をしている方々はたくさんいらっしゃいます。

犬や猫、鳥類などの人と暮らした歴史が長い種族だけでなく、動物園で暮らす動物たちと飼育員さんたち。

 

 哺乳類だけではありません。

ある方は亀をとても大切に育てていらっしゃいます。

その子は飼い主さんが顔を見せると寄ってきます。

「ごはんがもらえる」からかもしれません。

それでも嬉しそうに自慢される飼い主さんを見ている私まで、嬉しくなっています。

これも立派なコミュニケーションですよね。

 

人だけでなく、犬と猫、犬と鳥など異種族同士の意思疎通もよく見かける光景です。

お互いに相手を必要として、意思の疎通をはかりたいと願い、努力を怠らなければ通じることがあると思います。

 

願わくば、すべての飼い主さんと“うちの子”が素敵な関係を築けますように…

 

 

 

2024-04-24 10:52:00

「ひかり」くん、山へかえる

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※写真はひかるくんではありません

昨年7月に対馬市の国道で、交通事故によりケガをしたツシマヤマネコの男の子が今月22日、山へかえっていきました。

かえっていったのは、「ひかるくん」推定1才。

保護された当時は推定2か月ほどで、自力でごはんを食べることが難しいと判断され「対馬野生生物保護センター」で治療やリハビリを行ったあと、「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」で野生に順化するための訓練を受けました。

そして今月22日、野生での生活に支障がないと判断され、山へかえされました。

 

対馬野生動物保護センターでは、絶滅危惧種であるヤマネコを守るためには、保護と同時に必要に応じて山へかえすことが有効であると考えていらっしゃいます。

けれど、哺乳類の野生復帰は国内での前例がないため、野生復帰のための技術を新たに開発する必要があるということで、この「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」が整備されたそうです。

 

ツシマヤマネコひかりくん.jpg※「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」で訓練中のひかるくん=11月、長崎県対馬市(環境省対馬自然保護官事務所厳原事務室提供)

 

ひかるくんが、仲間たちとうまくやっていけますように。。。

上手にごはんを食べることができますように。。

元気で幸せでありますように。。

スタッフの方々の祈るようなお気持ちが伝わってくるようです。

 

このような取組みがどんどん増えてくれればいいなと願います。

絶滅しかけてしまった一因はきっと人にもあると思いますが、また守れるのも人だと思うのです。

他の、野生の生き物たちと人も、ちょうど良い距離感で共生できることを願ってやみません。

 

以下、「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」のリンクです。

ご興味がありましたらどうぞ♪

https://kyushu.env.go.jp/twcc/center/station.html

 

原則、非公開ですが、隣の施設(龍良山麓自然公園センター)のモニターで、2番ゲージの様子がリアルタイムで公開されているそうです。

行ってみたい。。

2024-04-22 10:36:00

クマが指定管理鳥獣に指定されました

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4月16日、北海道のヒグマと本州のツキノワグマが指定管理鳥獣に指定されました。

(絶滅の恐れがある四国は対象外)

指定管理鳥獣」とは、鳥獣保護管理法で全国的に生息数が著しく増加していたり、生活環境や農作物、それに生態系に被害を及ぼしたりする野生動物で、集中的かつ広域的に管理が必要な種を対象としている、、とあります。

指定されると、捕獲や調査などの費用や人材育成などについて国が支援することになります。

 

クマを指定管理鳥獣に指定した意義について、酪農学園大学の佐藤喜和教授は「クマの数を減らすことが目標だと思われがちだが、人とクマとのあつれき、出没、人身被害を減らすことが究極の目標だ」と述べられています。

これまで都道府県は現場の被害対策や緊急対応で精一杯で十分調査できなかった。国の補助を得て、しっかりと調査できることが大きなメリットではないか。

とも述べられています。

 

環境省では【クマに注意!ー思わぬ事故をさけようー】と小冊子も作られています。

以下、リンクを貼っておきますね。

https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/full.pdf

 

この中に、<クマとの出会いをさけるために>として

・クマのことを知る

・クマの出没情報に気をつける

・クマに自分の存在を知らせる

・クマの隠れ場所になりそうなところに注意する

などあります。

また、<もしクマに出会ったら!!>として

●遠くのクマに気づいたら 

 ・落ち着いてその場から離れる

 ・大声を出さない、走って逃げない、写真を撮るためにフラッシュをたかない

●近くのクマに気づいたら

 ・落ち着いてその場から離れる(その際、クマに背を向けず、クマを見ながらゆっくり後退する)

●すぐ近くでクマに出会ったら

 ・冷静に、あわてず、クマが立ち去ってからその場を離れる

 ・突発的に襲われたら、両腕で顔や頭をガードして大けがを避ける

とあります。

 

人と動物が安心して暮らしていくためにも、野生動物とのゾーニングは必要だと思います。

環境省の 人とクマのすみ分け対策 に期待したいですね。

 

これからゴールデンウイークも始まり、山など自然の中に行かれる方も多いかと思います。

情報を十分に集め、クマ鈴などご自身を守れる装備もしっかりなさって事故を防いでくださいね。

2024-04-13 10:00:00

双志郎です

 

DSC_1789.JPG    ※双志郎 海にて♪

今日、2024年4月13日は、当事務所の看板犬「双志郎」が我が家にやってきて10年の節目の日です。

双志郎も保護っこで、水頭症の疑いありということで<売り物にならない>と殺処分されるところをレスキューされ、縁あって我が家にやってきました。

まだ生後三か月にも関わらず、とても痩せていて体のあちらこちらに痛々しい傷がありました。

後ろ足も不安定でふらふらと歩き、基本的にはずっとキャリーやケージの隅で震えていました。

落ち着いた頃を見計らって、報告も兼ね、レスキューしてくださった獣医さんにワクチンを打っていただきに伺った帰り。

その獣医さんは外まで見送りに出てくださり、「双志郎くーん!元気でなー!幸せになれよー!絶対に幸せになれよー!元気でなー!」と私たちが角を曲がるまで大きく手を振って見送ってくださいました。

この子の人生(犬生?)の始まりはつらいものだったけど、たくさんの人の温かい思いに守られて、たくさんの人の温かい思いのリレーで我が家に来てくれたんだなぁと改めて心に染み入りました。

その後、順調に傷は治り、後ろ足も股関節が生まれつき少し形が違っていてスキップするように歩きますが、おおむね元気になりました。

それでも、よほど怖い経験のせいか双志郎は声を出すことはしませんでした。

がっ!

4歳の誕生日を過ぎた頃、初めて「ワン!!」と吠え、もう家族みんな大喜びです♪

今ではよく吠え、よくしゃべり、ちょっと勘弁してくれと思うこともしばしばです(苦笑)

あまり体が強くないので、「この子は10歳まで生きるのは難しいなぁ」と獣医さんに言われたこともあった双志郎が元気に10歳の誕生日を迎え、我が家の家族になって10年の節目の今日も元気に過ごせていることに、感謝しかありません。

10歳犬だとしても、寝てる時間がずいぶんと増え、目も見えにくくなったのか、いろんな物によくぶつかるようになりましたが、まだまだ、一日でも長く生きて欲しい、元気で幸せな“おじいわん”でいて欲しいと願っています。

 

この双志郎が初めにつけてもらっていた名前が「モフリ」でした。

我が家にきて双志郎と変えましたが「モフリ」は私にとって、とてもとても大切な名前です。

双志郎と出会えたから、「保護っこたちを守る!苦しむ動物を救う!」と行政書士になる決心をして、苦しい勉強にも耐えられました。

その意味から、初心を忘れないために事務所名を【モフリ行政書士事務】としました。

まだまだ、温かい家族を待っている保護っこたちはたくさんいます。

今にも、行き場を無くしてしまいそうな子も。

すべての子たちが幸せに暮らしていけますように。。。

今日も自分にできることを積み上げていこう!と、 双志郎と通勤しながら決意を新たにした一日の始まりでした♪♪♪

2024-04-10 14:57:00

スペンサーくん銅像になる

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マサチューセッツ州アッシュランドの町でかわいい銅像がお披露目されたそうです♪

銅像になったのは、毎年4月に行われるボストンマラソンで、沿道で観客とともにランナーを応援していたスペンサーくんという名のゴールデンレトリバーの男の子。

彼は毎年沿道で、旗をくわえてランナーを応援していたのだとか。

その姿に多くのランナーが励まされたといいます。

雨の日だって応援する姿で一躍人気者に。

その後2022年に公式のマスコット犬に認定されました。

 

ですが、2023年2月、スペンサーくんはがんによりこの世を去りました。

飼い主さんは「スペンサーはチャンピオンでした。治療中もずっと。言葉では伝えられないほど頑張っていました」と。

 

スペンサーくんに励まされたランナーや、世界中のスペンサーくんのことが大好きな人々が彼の死を悲しみ、彼への感謝のメッセージが寄せられたそうです。

 

 

そしてこの度、スペンサーくんを愛する多くの方の募金活動によってボストンに銅像が立ちました!

場所は、スペンサーくんの定位置だった公園のそばで、彼のお気に入りの場所からマラソンコースを挟んだ向かい側になります。

その土地を持つ方が、事情を知って寄付してくれたのだとか。

すてきなお話ですね。

 

スペンサーくんが授かった“ボストンマラソン・マスコット犬”のお仕事は、スペンサーくんの後輩犬の“ジミーちゃん”“ジェイドちゃん”が引き継ぐことになっているようで、準備ができ次第、応援を始めるそうです。

スペンサーくんを失った悲しみが消えることはありませんが、ジミーちゃん・ジェイドちゃんのかわいい姿は、スペンサーくんと同じようにたくさんの人を励ましてくれることでしょう。

 

スペンサーくんの飼い主さんのインスタグラムはこちら

https://www.instagram.com/thehenrystudio?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

 スペンサーくんやジミーちゃん、ジェイドちゃんのかわいい姿がいっぱいです。

 

これからのボストンマラソンのニュースも楽しみですね ♪♪♪

 

引用:ビックローブニュースより

 

 

さて、

当事務所の公式 看板犬“双志郎”がおやつをねだり始めました。

そろそろ3時。。。

おやつにしますか。。。

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