モフリの雑感
のとじま水族館 一部再開へ
※写真と本文は関係ありません
石川県七尾市にある、石川県内唯一の水族館「のとじま水族館」が、今月20日から『一部営業再開』されるそうです!
のとじま水族館は、元日の能登半島地震で甚大な被害をうけ、現在に至り休館が続いています。
建物自体の倒壊はなかったものの、震度6強の激しい揺れで設備の故障が相次ぎ、約5000の生き物が命を落としたとされています。
「配管がいたるところで破損し、ボイラーやろ過装置などが故障。
水温・水質・水位の維持が難しくなり、生き物を取り巻く環境が刻々と悪化していった。」
との新聞記事を目にして、胸が詰まりました。
スタッフの方々のお気持ちは、察するに余りあります。
のとじま水族館では、飼育継続が難しいと判断したイルカ、アザラシなどの受け入れを全国の施設に要請。
2月上旬までに、快諾してくれた9施設へ9種63個体を移送したそうです。
生き物を守りたいという思いを投げかけ、その思いを受け止めてくれた方々、双方の方々への尊敬の念に堪えません。
7月20日からの『一部営業再開』の発表に心躍る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下リンクを貼っておきますね。
7月20日と言えば、夏休みの始まりでしょうか?
子供たちの楽し気な声が、館内にあふれることを願ってやみません。
避難している生き物たちが一日も早く戻ってこれますように…
“アビガン”がSFTSの治療薬に
富士フィルム富山化学株式会社は、24日に新型インフルエンザ薬の“アビガン”を、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の治療にも使えるようになる承認を取得したと発表しました。
これは世界初の治療薬が登場したことになります。
すごいですね!
SFTSというのは、主にSFTSウィルスを保有するマダニに刺されて感染します。
潜伏期は6~14日で、発熱や消化器症状などが主ですが、筋肉痛や神経症状などの症状も出現するそうです。
怖いのが致死率。
厚生労働省、国立感染症研究所の発表によりますと、ネコは約60%、ヒトは10~30%だそうです。
イヌは不顕性感染(症状が出ない感染)すると考えられてきましたが、2017年6月に、世界で初めて発症したイヌが見つかり、状況が変わりました。
今までは対症療法しかなかったのですが、アビガンが治療薬として効果を発揮してくれれば、ありがたいですね!
とは言え、大切なのは予防です。
人の場合は、農作業や野山を散策するときには、長袖、長ズボン、足を完全に覆える靴(サンダルなどは避けてくださいね)、帽子、手袋を着用すること。
草むらや藪などはマダニが多く生息するので要注意です。
もし刺されたら、皮膚科などを受診して確認してもらいましょう。
犬、猫の場合は、予防薬が充実しています。
獣医さんに相談してみてください。
とは言え、予防薬といえど完全ではありません。
お散歩などお外から帰ったらこまめなチェックを忘れずに!
特に、頭・耳・目のふち・お腹・指の間・背中・しっぽなど、チェックしてあげてくださいね。
もし刺されたら、獣医さんに診てもらいましょう。
マダニは他にも、日本紅斑熱・ライム病・ダニ媒介性脳炎・犬バベシア症を引き起こすこともあります。
予防できるものは徹底して予防し、それでも刺されたら医師、獣医師に診ていただく。
むやみに怖がる必要はありませんが、きちんと対策して人も動物も安全に暮らしていきたいですね。
双志郎と私も気をつけます。
NPO法人 日本レスキュー協会
NPO法人 日本レスキュー協会のボランティア説明会に参加しました。
こちらは、阪神淡路大震災を契機に【犬と共に社会に貢献する】という理念のもと
➊ 災害救助犬の育成・派遣
➋ セラピードックの育成・派遣
❸ 動物福祉活動
の3つの活動をされています。
令和6年能登半島地震でも、すぐに情報収集を開始され、同日20時03分、隊員の方5名と救助犬2頭、ペット飼養世帯に今必要な支援を届ける職員の方2名が現地に出発されました。
こう聞くと、少し緊張感を感じてしまうのは私だけでしょうか…
ところが、実際にお会いしたワンコたちは、とても朗らかでした。
もちろん訓練中は緊張感が張り詰めているとは思いますが、私たちがお会いしたときには、準備してもらったプールで楽しそうに遊んでいました。
私たちの姿を見つけると、お気に入りの恐竜のおもちゃを1人1人に見せて回ってくれたり、おもちゃをこっそり隠そうとして、訓練士の方に注意されていたり…
普段は一般家庭の“うちの子”と変わりないのだなぁと、改めて感じました。
セラピードックのワンズは、その名のとおり<癒し>そのもの。
初めて会う私にも、笑顔で接してくれます。
災害救助犬も、セラピードックも、その子の性格を本当によく理解して負担が大きくならないよう配慮もされているとのこと。
社会に貢献してくれる子たちだからこそ、人間側の配慮は欠かせませんね。
他にも
「ペットの防災・ペットとの非難に関する講演や研修」も受けてくださっているそうです。
ぜひ尼崎市の活動にお呼びして、ペットの防災の情報を発信していきたいと思います。
NPO法人 日本レスキュー協会のHPのリンクはこちらです。
様々な支援も募集されていますので、関心を持たれた方はぜひ!!
私も、ボランティアとして、できることをひとつひとつ頑張ります♪
判例シリーズ 1
今日は「ペットに関わる判例」のご紹介です。
(広島高裁松江支部 平成15年10月24日判決)
中型犬を仕事場の車庫で紐でつないで飼育していた、飼い主さん。
ある日、前を通る小学5年生の子供さんが車庫に立ち寄り、犬に触れ、さらに近づいたところ鼻付近を噛みつかれてしまい、上口唇部挫創、鼻部擦過創と傷を負ってしまった事案です。
民法718条には【動物の占有者等の責任】が定められています。
簡単に言いますと「動物を飼っている人は(管理しているだけでも)その子が他人に与えた損害を賠償する責任がありますよ」と言っています。
ただし、なんでもかんでもではなくて、「その子の性質などに従って相当の注意をしていたら話は別ね」となっています。
そこでこの事件は、飼い主さんが「相当の注意をしていたかどうか」「子供さんに責任はなかったのか」が争われました。
この「相当な注意」。
最高裁判決では「通常払うべき程度の注意義務を意味し、異常な事態に対処しうべき程度の注意義務まで課したものではない」と解されていますが、実際には飼い主さんがある程度の注意をしていたとしても、相当な注意を払っていましたね、と認定されることはまれであるようです。
この事件でも飼い主さんは、私有地内で紐につないで飼育していたこと、【犬にさわらないでください】と看板を設置して注意喚起をしていたことなど主張されましたが、それでは足りないと判断されました。
それは、その犬が
・以前にも人に咬みついて怪我をさせたことが2件あること
・外部との境となるシャッターから約43㎝の地点まで出ることができるので、人が簡単に触ることができること
また飼育環境も
・私有地と言っても遮蔽されていないので、人が自由に近づけること
・公道付近は児童の通学路であること
などを理由として、【人が犬に近づかないような措置を講ずる必要がある】として「相当な注意を尽くしたとは言えない」と判断されました。
ただし、裁判所は子供さん側にも、「【犬にさわらないでください】と書かれた看板の内容を理解できたと言えるし、その犬が人を咬む犬だと認識していたのであるから不用意に犬に近づき手を差し出したことがこの事故を招いた一因であった」として過失の割合を5割としました。
結果、障害慰謝料 20万円
後遺障害慰謝料60万円 の合計80万円が認められましたが、過失相殺により、子供さん側の請求としては慰謝料合計40万円が認められることになりました。
本当に悲しい事故です。
子供さんも犬が大好きだから触れたかったのではないでしょうか。
動物を嫌いにならないでいてくれたら…と願わずにいられません。
動物と暮らす人は、他の人に迷惑をかけたり怪我を負わせたりしないように細心の注意を払いながら、でも動物たちとの暮らしを楽しんでいく必要がありそうです。
すべての“うちの子”と飼い主さんが、油断は排しながらも幸せに暮らしていけますように。。
私も気を付けます。
狼と犬
先日、双志郎と私の様子を見ていた方から「まるでコミュニケーションが取れているように見えますね」と言われました。
しばらくして、この方は動物と暮らしたことがないために、動物とコミュニケーションを取ったご経験がないのだと気づきました。
そこで、犬の祖先である狼の表情はクールだけれど、犬は長い間の人との暮らしの中で、人とコミュニケーションを取るために表情筋を発達させてきたと言われているお話をしました。(PNAS誌 ~犬の顔の筋肉の解剖学的構造の進化~より)
これは本当にすごいことです。
犬が人のパートナーとして長い歴史を紡いできた結果なのですから。
それはさておき。。
では、狼と人はコミュニケーションは取れないのでしょうか?
動物園などで狼を担当されている方々のお声を実際にお聞きしたことはありません。
それでも「取れるよ」とおっしゃると思うのです。
犬とのような形ではないとしても、やはりコミュニケーションは取れていると思います。
狼に限らず、生き物と会話をしている方々はたくさんいらっしゃいます。
犬や猫、鳥類などの人と暮らした歴史が長い種族だけでなく、動物園で暮らす動物たちと飼育員さんたち。
哺乳類だけではありません。
ある方は亀をとても大切に育てていらっしゃいます。
その子は飼い主さんが顔を見せると寄ってきます。
「ごはんがもらえる」からかもしれません。
それでも嬉しそうに自慢される飼い主さんを見ている私まで、嬉しくなっています。
これも立派なコミュニケーションですよね。
人だけでなく、犬と猫、犬と鳥など異種族同士の意思疎通もよく見かける光景です。
お互いに相手を必要として、意思の疎通をはかりたいと願い、努力を怠らなければ通じることがあると思います。
願わくば、すべての飼い主さんと“うちの子”が素敵な関係を築けますように…