モフリの雑感
竹が猫砂になるそうです
なんと、竹が猫砂になるんだそうです!
長野県の“森に還す”という会社さん。
里山の荒廃や土砂崩れにつながる放置竹林の有効活用に乗り出されました。
竹は根が浅いため大雨のときには地滑りが起きたり、成長が早いため光を遮られた他の植物が枯れてしまうといったことも起こるそう。
資材用の竹の需要が減ったことや、竹林所有者の高齢化に伴い、管理が行き届かない竹への対処が急務との認識を持たれ開発されました。
使用後に畑に撒けば土壌改良材になるといい、放置竹林の有効活用、竹の抗菌や消臭効果に着目、と一石三鳥の製品だと期待大です。
猫以外にも、うさぎ、モルモットにも対応できるそうです。
動物にやさしく、環境にやさしい製品は嬉しいですね。
放置竹林だけでなく、日本では空き家問題や所有者不明土地問題なども社会問題化していますね。
所有者のわからなくなった家屋が荒廃してしまい、近隣の方が困っていらっしゃるという話もよく聞きます。
そこで、明年(令和6年)4月1日から
相続登記の義務化
がスタートします。
相続した土地の登記をしないと、10万円以下の過料の対象となってしまいます。
とは言え、相続した土地を持て余しているのに…といった方のために、本年(令和5年)4月27日から
相続土地国庫帰属制度
がスタートしました。
これは簡単に言えば「相続した利用しない土地を手放す」制度です。
条件がこまごまありますので、ご興味がおありの方は専門家に一度ご相談されるとよいと思います。
私ははじめ、要らない土地があるなら動物たちのために利用させていただけないかしら?と下心満載で勉強を始めましたが、この問題の奥深さと、本当に困っていらっしゃる方が多いと知って背筋が伸びる思いがしました。
今は、土地のプロフェッショナルであられる先生方の研究会に加えていただき研鑚をつんでいます。
持て余す土地のことで悩む一方で、野生動物たちの住む場所が減り、人間との境界があいまいになったが故の弊害も起こる、、
いつかこの矛盾に光明が差すことを期待して、さらに研鑚を積んでいこうと決意を新たにしている年の瀬でした。