モフリの雑感
秋らしくなりました
暑い暑いと言っていたのが嘘のように涼しくなってきました。
こうなってくると、どこかへ出かけたくなります。
耳に入る情報もお出かけスポット中心に…
そんな中、日光東照宮の有名な「三猿」は実は他にもいる…という、ちょっと気になるニュースを耳にしました。
早速調べてみると…
「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は、東照宮の神厩舎にいます。
この猿の彫刻は全部で8面あり、猿の一生が表されているのだとか。
1枚目 親子のお猿さん・・・子供時代を象徴していて、ビワの実とたなびく雲が子猿の未来が明るいことを象徴しています。
2枚目 見ざる・言わざる・聞かざる・・・とても有名なお猿さんです。悪事を見たり、言ったり、聞いたりせず、良い事だけを受け入れて素直に育つようにとの願いが込められています。
3枚目 青年の時期・・・これから独り立ちしようとしている姿です。
4枚目 大人の時期・・・青い雲が大きな志を暗示しています。お猿さんたちも天を仰いでいます。
5枚目 挫折の時期・・・大きな悩みを抱えて下を向いているお猿さん。友だちが励ましてくれています。
6枚目 恋の時期・・・お猿さんが恋に落ちます。物思いにふけっている表情も見て取れます。
7枚目 結婚の時期・・・お猿さんたちは人生のパートナーを得ます。
8枚目 妊娠の時期・・・お腹が大きくなったお猿さん。
そして、1枚目に戻る。。。
このようにして繰り返されているということを表しているのだそうです。
なるほど…
改めて、素晴らしい…。
ぜひ、実物を見に行きたいものです。
東照宮には、他にも動物たちがいます。
「上神庫」と呼ばれる祭典で使用される馬具や衣装などが収められている三神庫のひとつには、「想像の象」がいます。
象を見たことがない作者が想像で描いた象だそうです。
「陽明門」という国宝に指定されている美しい門には多くの龍が彫られていて、中でも目だけが彫られていない龍を「目貫きの龍」というそうです。
東回廊の潜門では、気持ちよさそうに日の光を浴びて眠っている「眠り猫」に会うことができます。
他にも、動物たちがかくれているかもしれませんね。
ご近所やお出かけ先で、動物モチーフを探すもの楽しいかも ♪
しかし、なぜ神厩舎にお猿さんがいるかというと、昔から「猿は馬を守り世話をする」として、馬の守り神とも言われているのだとか。
一心不乱に馬のお世話をしているお猿さん。
想像するだけで幸せになれました。
動物を探して、事務所の近くを少し歩いてみようと思います。