モフリの雑感

2023-07-07 10:32:00

万が一に備えて ②

pdf ペットの災害対策マニュアル.pdf (23.21MB)

26787908_s.jpg ② 避難の種類

 

では災害にあったとき、どの避難方法を選ぶか。

飼い主さんとしても悩ましいところです。

まず自宅避難。倒壊や火災などの恐れがなければ第一の選択肢の筆頭株。

メリットとしては、

・慣れた環境で生活できる

・周囲の人に気を使わない などたくさんあります。

ですが、二次災害の危険性や、支援物資が避難所に集まる場合は足を運ぶ必要がある などといったデメリットも。

ライフラインが使えない場合もあります。

ならば車中避難。安全な場所に停めた車の中で一時的に生活する方法。

メリットは、

・高齢者や乳幼児がいる家庭、ペットの複数飼いをしている家庭では移動しやすい

・自宅についでプライバシーが守りやすい

・防災グッズを積んでおける などがすぐに思いつきます。

ですが、スペースがせまい、ドアの開閉時に脱走の危険性、温度管理が充分にできない などのデメリットも。

では同行避難。自治体によっては受け入れている避難所もあります。

メリットは、

・避難所に集まる情報や支援物資が受け取りやすい

・獣医師が巡回してくれる場合もあり安心  などでしょうか。

とは言え、プライバシーが守られにくい、避難所のルールによってはペットは屋外で過ごすこともある、ほかのペットと密集した場所で過ごすためストレスになる、などといったデメリットも。

なにより同行避難の許可は現場判断が多いため、同行避難できる避難所がとても少ないという現実も…

 

それぞれに一長一短があり、急場に一から考えるのは難しそうです。

日頃からご家族で話し合われているとよいですね。

また、同行避難の場合は周囲の方に対する配慮は必須です。

動物が苦手な方、アレルギーがある方などいらっしゃいますし。

この辺りは、環境省が発表している『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』をよく読み日頃から“うちの子”のためにできることをしておきたいですね。

このページの頭にPDFを貼っておきました♬ とても長いのですが、少しづつでも読み進めてみてください。

ご自身のお住いの自治体も発表されているかも?

ぜひ確認してみてくださいね!

最後に…

どんなに対策をしててもその通りにできるとは限りませんよね。

災害時にいちばん怖いのはパニック行動です。

万が一の場合に遭ってしまったら、どうか安全を確かめながら、ご自身と“うちの子”が余裕を持てるペースで行動できますように…

私と“うちの子”も。