モフリの雑感
「ひかり」くん、山へかえる
※写真はひかるくんではありません
昨年7月に対馬市の国道で、交通事故によりケガをしたツシマヤマネコの男の子が今月22日、山へかえっていきました。
かえっていったのは、「ひかるくん」推定1才。
保護された当時は推定2か月ほどで、自力でごはんを食べることが難しいと判断され「対馬野生生物保護センター」で治療やリハビリを行ったあと、「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」で野生に順化するための訓練を受けました。
そして今月22日、野生での生活に支障がないと判断され、山へかえされました。
対馬野生動物保護センターでは、絶滅危惧種であるヤマネコを守るためには、保護と同時に必要に応じて山へかえすことが有効であると考えていらっしゃいます。
けれど、哺乳類の野生復帰は国内での前例がないため、野生復帰のための技術を新たに開発する必要があるということで、この「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」が整備されたそうです。
※「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」で訓練中のひかるくん=11月、長崎県対馬市(環境省対馬自然保護官事務所厳原事務室提供)
ひかるくんが、仲間たちとうまくやっていけますように。。。
上手にごはんを食べることができますように。。
元気で幸せでありますように。。
スタッフの方々の祈るようなお気持ちが伝わってくるようです。
このような取組みがどんどん増えてくれればいいなと願います。
絶滅しかけてしまった一因はきっと人にもあると思いますが、また守れるのも人だと思うのです。
他の、野生の生き物たちと人も、ちょうど良い距離感で共生できることを願ってやみません。
以下、「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」のリンクです。
ご興味がありましたらどうぞ♪
https://kyushu.env.go.jp/twcc/center/station.html
原則、非公開ですが、隣の施設(龍良山麓自然公園センター)のモニターで、2番ゲージの様子がリアルタイムで公開されているそうです。
行ってみたい。。